
環境認識とは?
環境認識は今の相場がどうなっているのかを把握することです。
相場の環境を認識するという意味で環境認識と言われています。
いわゆるトレンドなのかレンジなのか判断するやつですね。
環境認識方法にはラインやインジケータを表示させ過去の値動きの傾向から分析するテクニカル分析と、
英経済指標などをメインに分析するファンダメンタルズ分析の主に二つがあり、
さらにその中でも様々な方法があります。
どんな方法を使うのが一番正しいのか気になる人も多いかもしれませんが、
そもそも正解なんてものはなく自分のトレードに合った方法で環境認識ができれば問題ありません。
デイトレードであればテクニカル分析がメインなので、
自分のトレードに相性の良いインジケーターを使って判断していく長期トレードならファンダメンタルズを基に判断しに行くという感じです。
相場の状況を見てただあーだこーだいうだけではなく環境認識をトレードへつなげていくことが大事なのです。
たまにトレンドかレンジか、相場環境を定義することが目的となってしまってる人も多いのですが、
堅く考えすぎてしまうとトレードできないなんてことにもなっちゃいます。
あくまでトレンド、レンジは一つの基準として使い、
ありのままの相場環境を認識していくことが大事です
環境認識は軽視されがちなのですが実は利益を上げるためには1番大事だったりします。
というのもトレードにおける手法というものは、
値動きのパターンや傾向など相場環境からあみだされたものであり、
突然天から降ってきた魔法とかではありません。
つまりそれぞれの手法のルーツとなった相場環境を認識できないことには、
いくら手法を先に覚えたとしても利益を上げることはできないのです。
例えば押し目買い・戻り売りは押し目戻り目から一方向へ継続して価格が伸びていく、
トレンドの習性から割安・割高なところでエントリーするというものです。
買い場と売り場ばかり意識するのではなく、
全部相場環境から認識できるようになれば自ずと買い場・売り場は見えてくるということです
手法コレクターになったりインジケーターのサインだけを知ってたところで勝てないのも、
環境認識不足が原因ですね。
シンプルな手法でも勝てる?
反対に環境認識ができれば手法はシンプルなものでも勝てるということです。
シンプルな手法でもトレードできているのは環境認識を特に重視しているからでもあります。
トレードがうまくいかない人は今一度、自分の環境認識力を見直してみましょう。
環境認識が大事とはいってもどんな相場でも完璧に読む力が必要ということではありません。
相場環境を重視していても難しく考えて逆に混乱したっては意味がないですからね。
わかりやすい相場だけに絞ってが確実に判断していけばいいのです。
相場の抵抗やパターンを考えてみる
またざっくりとでもいいのでその時の相場の抵抗やパターンを考えてみることも大事です。
パッと見で分かるラインだけを引いてみると難しい相場環境の判断がしやすくなります。
その中で見えてくる節目となりそうなポイントまでじっくり待ってトレードしていれば、
そこまで大きく間違えることはないですからね。
シンプルな相場でトレードしても難しい相場でトレードしても。
取引枚数と値幅が同じなら利益は変わらないので、
より安全なポイントでトレードする癖をつけていきましょう。
わからない相場は見送るという判断ができるのもまた環境認識力あっての技ですし、
資金を減らさずに済みます。